皆さま、お世話になっております。
シマムラオートの山崎です。
暖かくなりそろそろ春本番という季節になってきましたね。
暖かくなってスタッドレスタイヤから夏用タイヤに履き替える方も多いハズ!
タイヤは車の中で自分の見た目で良し悪しを判断できる部品でもあります。そしてタイヤは命に関わる重要な部品ですので月に1度はご自身でセルフチェックしてみましょう。
適正空気圧
空気圧不足はトラブルの元!約6台に1台が整備不良なタイヤで走行しており、そのうち約8割が空気圧不足です。
タイヤの空気は1ヵ月で10~20kPaも自然に抜けていきます。
適正空気圧は車ごとに違うのでご自身の車の運転席ドア付近の空気圧表示シールをご確認ください。
タイヤの空気圧が低下してくるとどんな事が起こるのか?
- 燃費が悪くなる タイヤの「転がり抵抗」が大きくなりエネルギーロスに繋がります。
- 偏摩耗しやすい 空気圧不足ではトレッド両肩の偏摩耗、空気圧過多ではトレッド中央の偏摩耗が起こりやすくなり、損傷を受けやすくなります。
- 走行性能が低下する タイヤのたわみが増えるので、運転のしっかり感が低下します。またどんな高性能タイヤでも性能が維持できず、安全に影響があります。
タイヤのミゾ
スリップサインをチェックしましょう。タイヤのサイドに▲のマークがあります。そのマークを目印にタイヤ中央のミゾを見てください。深いミゾに一段高くなっている場所があります。これがスリップサインです。ミゾが減ってきてスリップサインが出てくると残りのミゾが1.6mmの目やすとなります。
ちなみにスリップサインが1ヵ所でも出たら使用してはいけないと法律で決まっています。
では、タイヤのミゾが減っているとどうなってしまうのか?
- 濡れた路面で、ブレーキが利きにくい 残りのミゾが新品タイヤの約半分程度になったのを境に、タイヤのブレーキ性能は徐々に悪化し、制動距離が伸びていきます。
- 雨の高速走行は特に危険 タイヤのミゾが減ってくると排水性能が低下し、雨の日にスリップしやすくなり、高速走行ではハンドルやブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こりやすくなります。
偏摩耗
タイヤが偏摩耗しているとタイヤの寿命を縮めてしまいます。
偏摩耗の種類とは?
- センター摩耗 空気圧過多によってタイヤ中央部だけ摩耗してしまいます。
- ショルダー摩耗 空気圧不足によりショルダー(両肩、両脇)だけが摩耗してしまいます。
- 片減り ミニバンのような重い車は片側だけが摩耗してしまいます。
FF車は、フロントタイヤが駆動輪と操舵輪を兼ねているのでリアタイヤよりも早く摩耗が進みます。偏摩耗や、タイヤの寿命を延ばすためにも定期的なタイヤローテーションをおススメします。
キズのチェック
切り傷や擦り傷があるとパンクなどのトラブルの原因になります。
キズの原因としては
- 路上の障害物や縁石などの接触
- 石噛みなどの異物
などがあります。路上の縁石などへの接触、乗り越しには注意しましょう。
ヒビ割れチェック
タイヤのサイドやミゾにヒビ割れはありませんか?
ヒビ割れの原因として
- 紫外線や熱による劣化
- キズなどによる局部への応力の集中
- 空気圧不足による過度の屈伸
- タイヤワックス・ツヤ出し剤などの塗りすぎ
などがあります。直射日光の当たる場所は避けてください。
タイヤサイド部の凹凸チェック
タイヤサイドに膨らみはありませんか?
膨らみの原因として
- ホイールのフランジと縁石やキャッツアイなどにタイヤサイド部が挟まれての損傷
- 駐車場などの突起物
タイヤサイドの一部が局部的に盛り上がっている場合は、タイヤ内部のコードが、衝撃などの外因によって切れている可能性があります。タイヤサイド部が膨らんだタイヤはすぐに交換してください。
タイヤサイド部の放射方向に帯状のヘコミが出来る場合があります。これは、内部の構造上で出来るもので、安全上問題なく使用できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?タイヤはご自身でセルフチェックができます。給油の時でも空気圧はチェックできますので性能維持と安全なカーライフの為にも月に1度はタイヤのチェックをしてみてください。