楽しいドライブの前に知っておきたいバッテリーの基礎知識

皆さま、いつもお世話になっております。

シマムラオートの山崎です。

暖かくなってきてそろそろお花見やドライブなど絶好の行楽シーズンに突入しますね。

せっかくのお出掛けもバッテリーが上がってしまったら台無しになってしまうことでしょう。

最近はバッテリーや自動車が高性能になっているので限界ギリギリまでバッテリーの性能を発揮してくれます。その反面、寿命末期になると急激に性能が低下します。昨日までは普通にエンジンが掛かっていたのに翌日にはバッテリーが上がってエンジンが掛からないなんて事も。バッテリーが上がる時は何の予兆も無しに突然上がっていまうのです。

JAFによると、カーレスキューサービス出動の中で最も多いのがバッテリートラブルによるものです。バッテリーの劣化はタイヤなどと違って目には見えないものです。突然のバッテリー上がりを防ぐためにも日頃からバッテリーの点検をおススメします。

バッテリーを交換する時ってどこで交換していますか?ガソリンスタンドで交換するとちょっと高くつくし、カー用品の量販店で交換すると待ち時間が長くてせっかくの休みが潰れてしまう。最近ではホームセンターのカー用品コーナーでも売っているので自分で交換してみてはいかがでしょうか?

しかしバッテリーには自動車によってさまざまなサイズ・容量があります。間違ったバッテリーを装着してしまうとすぐにバッテリーが上がってしまったり、そもそも装着できなかったりします。バッテリーの上部に必ずバッテリーのサイズが記載されているのでここを見ながらご自身のお車に合ったバッテリーを装着してください。例えば『40B19L』と記載されていたとします。実はこの数字やアルファベットにはそれぞれちゃんとした意味があるのです。

今日はバッテリーの数字やアルファベットの意味についてお話しします。

40B19Lの『40』って?

『40』はバッテリーの性能です。電池と同じでここの数字が大きいとパワーがあります。

40<42<<50<<65と、いった具合です。(50未満は2刻み、5以上は5刻み)

ここの数字は現在装着されているバッテリーと合わせなくても大丈夫です。

40B19Lの『B』って?

バッテリーの高さと幅の規格です。

A=127x162

B=129x203

D=173x204

E=176x213

F=182x213

G=222x213

H=278x220

ただし、付いているのが『B』でバッテリートレーに収まるからと言って『D』を装着しようとしてもバッテリーの端子の大きさが違うので装着できません。ここのアルファベットは必ず現在付いているバッテリーと合わせましょう。

40B19Lの『19』って?

バッテリーの横幅です(短い方の横幅です)

ここの数字ならバッテリートレーに収まれば大きくして構いません。

ただし、小さくするのは厳禁です。小さくすると電力不足になりバッテリートラブルの原因になってしまいます。スズキの軽自動車に乗っている方は要注意です!『20』という規格のバッテリーを使っている場合があります。

40B19Lの『L』って?

プラスとマイナスの端子の位置です。『L』はプラス端子を手前に、マイナス端子を奥に置くとプラスとマイナスの端子が左側にきます。『R』はこの逆です。プラスとマイナス端子が右になります。

バッテリーの交換方法

  1. マイナス端子を外し、プラス端子を外します。必ずこの順番で外してください。この時に外したプラス端子とマイナス端子を工具などの金属で接触させてしまうとショートしてしまうので注意してください。
  2. 取り付けのステーの取付位置をしっかり覚えステーを外します。ナットは小さいので無くさないようにしましょう。
  3. 古いバッテリーは垂直に持ち上げてください。斜めにしてしまうとバッテリー液が漏れてしまうのでここも注意ポイントです。
  4. 新しいバッテリーも垂直に入れてください。極性に注意して入れたら、先ほどしっかりと取付位置を覚えたステーを取り付けてしっかりと固定してください。
  5. プラス端子を取付け、マイナス端子を取付けて完了です!この時も必ず順番は守ってください。

ポイントは端子を外す順番と取り付ける順番を守る事です。