クジラバン

皆さま、いつもお世話になっております。

シマムラオートの山崎です。

以前、トミカでお馴染みのトミ―テックさんから東武バスのミニカーを頂きましてそれをご紹介させてもらったのですが、実はまだ頂いたミニカーがあるのです。今日はそのミニカーをご紹介させて頂きます。

トヨタ クラウン

クジラと愛称がついている4代目クラウンのバンタイプとなります。

このミニカーはクラウンバンデラックスと言って1971年2月から1974年10月まで生産され「バン」「デラックス」「カスタム」の3モデルが発売されました。これを機に性を「トヨペット」から「トヨタ」に変わり、デザインは突起物を極力すくなくしたスピンドルシェープ(紡鐘型)と言われる丸みを帯びたデザインから「クジラクラウン」の愛称で親しまれました。

3速コラムMT、フロアMTとトヨグライドと呼ばれる今で言うATの設定がありました。

このデザインは発売当時斬新で画期的でしたがあまりにも時代を先取りしすぎてしまったため当時のクラウンユーザーからは不評だったようです。当時ステーションワゴンタイプはアメリカでは主流でしたが日本での乗用車はセダンかハードトップを選ぶ方が大半でした。

ラゲッジスペースは6人乗車時で長さ1,110mm。幅1300mm、高さ830mmもあるのでこの車でキャンプも行けちゃいそうですね。実はこのクラウンバンは「カスタム」になると8人乗りなんです。3列シートになるのですが3列目は後ろ向きに座ります。この仕様は130系のクラウンワゴンまで受け継がれることになります。私は昔この3列目に乗った事あるのですが信号待ちの度に後続車が迫ってくるので正直怖かったです!追突されちゃったらどうなるんでしょうか?

ボディーカラーはクラウンで唯一漢字で表す珍しいモデルでした。アメ車を意識したボディデザインの代わりにボディカラーは漢字にしたのでしょうか?

鱗光(りんこう=ライトグリーンゴールドM)

雪渓(せっけい=ホワイト)

呉竹(くれたけ=ターコイズM)

カスタムはこ3カラー

霧笛(きりぶえ=グレイ)

陽光(ようこう=イエローオーカー)

潮路(しおじ=ブルー)

曙(あけぼの=レッド)

デラックスだとこの4カラー。

霧笛(きりぶえ=グレイ)

潮路(しおじ=ブルー)

バンはこの2カラーです。バンだとシートがブルーになるのでデラックスと同じボディカラーでもシートカラーを見ればグレードが分かります。

中古車検索サイトで検索するとまだ日本に2~3台現存しているようです。写真見るとめちゃめちゃカッコイイですね!

今では絶対造らないであろうデザインの旧車って素敵ですよね~

私もお金があったらこういう車を所有してみたいものです。